アスペルガー症候群について、どんな話題がよくでますか?

アスペルガー症候群という言葉は、
1980年代から、医学界でも注目され、
一般にも認識されるようになったのは
ごく最近の事です。

捻挫
アスペルガー症候群というと、

「本人の甘えによるのでは?」とか
「育て方が良くなかったのでは?」
などと、まだ誤解の多い障害でもあります。

アスペルガー症候群は、
先天性の発達障害ですので、
環境や育て方とは全く関係がありません。

わがままで人付き合いをしないのでも、
学校をさぼって
ひきこもっているのでもありません。

よく「アスペルガー症候群」というと、
このような偏見に基づいた会話がされます。

アスペルガー症候群の正しい理解が
早急に広まることが求められます。

また、アスペルガー症候群の子どもは
幼稚園に入園する前など、

非常に早期に字が読めたり
計算ができたりすることがあります。

ですから、
「勉強をさせすぎてなったのでは?」などと、
事実無根の批判をされることもあります。

アスペルガー症候群は、
見た目やちょっと接しただけでは
障害とは分かりにくいので、

そのように、「勉強のしすぎ」や
「わがまま」「甘え」などの
批判が話題になりがちです。

また、アスペルガー症候群の人には
こだわりが非常に強い人も多く
各分野で能力を発揮し、話題になる人もいます。
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アスペルガー症候群は遺伝しますか?

アスペルガー症候群は、
先天性の遺伝性の障害です。

これは、アスペルガー症候群が遺伝する
という意味ではありません。

アスペルガー症候群とは、
様々な特質や特性が集まった障害です。

つまり、社会性の欠如が見られるということは、
人と付き合うことを苦手とすることが
顕著に見られるという意味です。

人と付き合うことが苦手という性格は、
家族の中でそのような傾向を持つ人が
いるということを意味します。

つまり、人付き合いが苦手な親からは
人付き合いが苦手な子どもが育ちがちです。

こだわりが強く、
一つを突き詰めて考える人は
同じようにこだわりが強い家族を持ちます。

そのような性質が一つ一つ集まり、
程度の強い形で、一人の人格に集まると
「アスペルガー症候群」と呼ばれるようになります。

一つ一つの性格や性質は、
遺伝により受け継ぐことが多いので、

このような意味で、
アスペルガー症候群は遺伝性だと
言うことができるのです。

それぞれの特徴は、
程度が極端でなければ、
普通の性格ともいうことができます。

ですから、アスペルガー症候群は
気付きにくくまた診断も難しい
障害と言われるのです。

アスペルガー症候群自体が
遺伝するのではなく、
一つ一つの性質が遺伝するのです。
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アスペルガー症候群とは何ですか?

オーストリアの小児科医のアスペルガーが
発達に特徴のある子どもの例を4例、
症例報告としてまとめました。

これを、1981年に
イギリスの児童精神科医であるウィングが
再評価したことで、

「アスペルガー症候群」
と呼ばれるようになりました。

アスペルガー症候群とは、
ウィングの定義によると、

コミュニケーション能力と
社会性と想像性に問題が見られる
「三つ組の障害」を意味します。

アメリカの精神医学会の診断基準のDSM-IVや
国連の世界保健機構の診断基準のICD-10では、

社会性と想像性に欠如が見られ、
認知・言語能力に問題がなく、
コミュニケーション能力にも問題がない障害

と、定義されており、
アスペルガー症候群もしくは
アスペルガー性障害と呼ばれています。

コミュニケーション能力については
見解が二通りありますので、

病院やクリニックによっては
診断名が異なることもあります。

特に、
自閉症とは強い関連があり、

自閉症とアスペルガー症候群を合わせて、
自閉症スペクトラムと
一つに考えることもあります。

社会性と想像性が低いので、
集団から浮いた存在になりやすく、

空気が読めないもしくは人の感情を理解しない
喜怒哀楽が分かりにくいと
評価されることもあります。… 続きを読む

アスペルガー症候群の治療はどう行いますか?

アスペルガー症候群は、先天性の発達障害で、
脳の形成の途中に、発達が阻害され、
正常な発育を遂げなかったことによる障害です。

脳のどの部分に問題が生じたのか、
胎児のとき、もしくは新生児のごく早期に
異常が生じたのかは分かりません。

ですから、根本的な治療法や
画期的な治療薬はないのが現状です。

アスペルガー症候群の治療は、
主に療育と呼ばれるものと、
二次障害の対処療法があります。

療育とは、音楽や絵画を使って、
主に子どもの状態を正しく把握し、

どのような声掛けや教育をすることが
その子どもにとって効果的なのか
理解しながら進めていきます。

アスペルガー症候群の子どもは、
他人の表情やしぐさから
感情を理解することに困難を覚えます。

このような時にはこうすればいいと
実践的に社会的スキルを身につけていく
SSTと呼ばれる療法が特に効果的です。

「暗黙の了解」といわれるものや
「常識」と呼ばれるものが理解できないので、

一つ一つを覚えていくこの療法は
アスペルガー症候群の人たちに効果を発揮します。

二次障害の対処療法とは、
アスペルガー症候群であることで、
適応障害などの二次障害を発症します。

これらが、深刻化して、
慢性化・長期化する前に、
カウンセリングや投薬による治療を行います。

一つ一つ出た症状に合わせて対処する、
これが、対処療法と呼ばれるものです。… 続きを読む

アスペルガー症候群はどのような症状が出ますか?

アスペルガー症候群の人たちは、
一目でわかる症状や、特徴がないことが多いです。

ですが、予定通りに事が進まないときや、
予想以外の出来事が起こると、
途端に落ち着きをなくす人もいます。

また、場の空気を読むことが苦手で、
周囲に溶け込めない人も多いです。

そのような疎外感と、
障害を持たない人には理解のできない感覚、

そして、常識がないと思われる言動で
注意を受けたり、叱責されることも多いです。

いつも、受け入れられない、
いつも、注意をされる状態が続くと、
適応障害を発症することがあります。

適応障害とは、
ある状況やある場所に適応できず、
その状況や場所に行くと拒否反応が出ます。

このような適応障害になると、
ひきこもりや不登校の症状が出ます。

また、適応障害から、うつ障害、摂食障害、
不安障害、パニック障害などを呈する人もいます。

このような二次的な障害を症状として出すと、
程度の深刻化と、長期化・慢性化を招きます。

なんとなく生きづらいと感じたり、
なんとなく適応できていないと感じた時点で

病院やクリニックに受診し、
適切なカウンセリングや
必要なら投薬による治療を受けましょう。

投薬による治療に抵抗のある人は、
副作用の少ない漢方薬を
処方する病院に行くことができます。… 続きを読む

アスペルガー症候群かどうかどのようにチェックできますか?

アスペルガー症候群は、
他の発達障害とは異なり、
成人になってから気付くこともある障害です。

幼児期や児童期には、
なんとなく受け入れられない思いを抱えていても
それが障害のためとは考えないこともあります。

大人になって、社会に出て、
生きづらさや、周囲から浮いた感覚を強く感じ
精神科などに相談してみることもあります。

精神科で、アスペルガー症候群と診断され、
気持ちが楽になる人もいます。

精神科や心療内科などのクリニックに
診断を受ける前に、
自分でも一度、チェックをしてみましょう。

次の質問に「そうだ」と思えることが
5つ以上ある場合は、
専門的な診断を受けることをお勧めします。

1.やりかけた仕事を、途中で放棄することが多い。

2.計画を立てることは得意ではない。

3.約束をすっかり忘れてしまうことがある。

4.じっとしていると、体がむずむずとする。

5.良く聞こうと思っても、集中力が抜けることがある。

6.集中しようとすると、周りの雑音が気になる。

7.思いついたことがあると、人を遮って話してしまう。

8.順番待ちや列に並ぶことが嫌いだ。

9.忙しくしている人にも、声をかけることができる。

10.会議の途中でも、トイレなどで席を立つことがある。… 続きを読む

アスペルガー症候群が仕事上で何に気をつけますか?

アスペルガー症候群の人は
知的もしくは仕事遂行上に
問題がある場合は多くはありません。

ですが、対人関係において、
問題を起こしやすい障害ではあります。

アスペルガー症候群は、
コミュニケーション能力と社会性に
問題を抱えていることが非常に多いので、

電話の応対や、顧客とのやり取りにおいて
相手が何を伝えようとしているのか
言葉以外の情報から読み取る必要があります。

場の空気を読まないと、
指摘されることも多いので、
人の表情などから理解を心がけます。

コミュニケーション能力は、
一朝一夕に身に付く能力ではありません。

どのような時に、どのような反応をするのか
感じ取るのではなく、
パターンとして覚えるようにしましょう。

会社では、人と接するときは、
意識的に表情を出すようにしましょう。

アスペルガー症候群の人たちは、
思っている事柄が
表情に表現されないことが多いです。

喜怒哀楽があまりに表情に出ないと、
いつも機嫌の良くない人と
誤解されてしまうことがあります。

どのように適応していけばよいのか、
一人で不安を抱えるのではなく、
グループ療法を受けるようにしましょう。

精神科や心療内科、
もしくは地域の発達障害支援センターで、

成人のアスペルガー症候群の人たちの
自助グループ、NPO法人などを
紹介してもらうことができます。

インターネットでも、
お住まいの地域の、アスペルガー症候群の
自助グループを探すことができます。… 続きを読む

アスペルガー症候群とadhdの違いは何ですか?

ADHDとは、注意欠陥多動性障害の事で、
アスペルガー症候群と同じく、
発達障害の一つです。

注意欠陥多動性障害には、
不注意さと多動性と衝動性の
三つの特徴があります。

三つの特徴全てを表している人もいますし、
不注意さが強く出ている人や、
多動性と衝動性が強く出る人もいます。

不注意さが前面に出ている人は、
約束事やスケジュールを把握しなかったり、
いつでも忘れ物や落とし物が多いです。

この不注意さの特徴が強く見られる
注意欠陥多動性障害の人は
女性の人が比較的多いです。

また、多動性と衝動性が強く出る人は、
幼い時から体のどこかを動かしていたり、

何か気になることがあると、
後先を考えずに行動しますので、
道路に飛び出したりする子もいます。

親は常に、はらはらさせられ、
片時も目を話せないこともあります。

大きくなると、人によっては
暴力性が出たり、反社会的行動や
ギャンブルやアルコールに嵌る人もいます。

自制しようとしても、
衝動性を抑えることが難しいので、
不適切な異性関係を持つこともあります。

一方、アスペルガー症候群は、
社会性と想像性、コミュニケーション能力に
問題を抱える障害です

子どもの時も大人しい人が多いですが、
併発している場合はこの限りではありません。… 続きを読む

アスペルガー症候群は赤ちゃんの時にどんな特徴がありますか?

アスペルガー症候群は、
先天性の発達障害の一つですが、
見た目や行動などから分かりにくく、

かなり遅くなって、
大人になってから気付いたり、
一生気がつかないこともある障害です。

ですが、生きづらさを感じたり、
社会に溶け込めていないように感じたり、
不調和を感じながら生きている人もいます。

アスペルガー症候群と診断されて、
赤ちゃんの時を振り返って見ると、

大抵の親が、
手のかからない良い子であったと答えます。

人見知りをあまりしないので、
環境が変わったり、母親がそばにいなくても
泣いたり叫んだりしないことが多いです。

また、大きな音や声に敏感に反応して
泣いたり、嫌がったりすることがあります。

ざわざわした場所なども苦手ですので、
デパートやホテルのロビー、駅などで
拒否反応を示す赤ちゃんもいます。

また、何か興味をひくものがあると
長い時間飽きずに続けることがあります。

例えば、ベッドに取り付けたメリーゴーランドを
一日中、他所見もしないで
見続けることもあります。

同じ本のページや、同じセリフに反応して
何度も見せてくれと
せがんだりすることもあります。

人との接触を極端に嫌がる赤ちゃんもいます。
感覚の鋭敏さが、そのような接触を拒みますが、
抱っこしたりすると、泣きだすこともあります。
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アスペルガー症候群は愛情不足でなりますか?

アスペルガー症候群は、先天性の発達障害です。

脳の発育のある時期に、
ある部分の発達が阻害され
充分に成長できなかったことで生じます。

胎児もしくは新生児のごく早期に
何らかの影響により発症します。

脳の発育ですので、見た目に分かりにくく
知的に障害を持つことも少ないので、
なかなか気付きにくい障害でもあります。

アスペルガー症候群の子どもたちは
知的には問題を抱えていない場合が多いので、

比較的早くから、例えば入園前から
字が読めたり計算ができたり
することもあります。

字が読め、また、計算もできるのに、
人の顔を見て話さないことや
自分よりも幼い子供と遊ぶ様子を見て、

「幼い時から勉強ばかりさせたのでは?」
「教育ばかりで、愛情を注がなかったのでは?」
と、親が周囲の人たちから非難されがちです。

アスペルガー症候群は、
先天性、つまり、情緒などが介在しない時から
発症してしまう病気ですので、

決して、育て方や環境、躾の方針や愛情不足
などから発症する病気ではありません。

そのような偏見をなくすことで、
アスペルガー障害を抱える本人だけでなく、
育てる親たちの気持ちを軽くします。

アスペルガー障害についての
正しい理解と正確な知識を
得るようにしましょう。
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